福島

 藤沢のリフォーム会社 カトー工業の代表 かくさんです。

 先日、藤沢グリーンライオンズの仲間と東日本大震災の被災地である福島県富岡町を訪れる機会がありました。

常磐道で広野インターまで行き、そこからは一般道で楢葉町を通り富岡町まで。福島第一原発よりおよそ10キロ、常磐線富岡駅周辺は放射能汚染により封鎖されていましたが、今年3月25日より昼間だけの立ち入りが許可されました。

ガレキこそ撤去されているものの、津波で駅舎が流されたホームと線路、そして周りの半壊の家々は雑草に埋もれていました。

家の中には流されてきた軽トラが。

  案内をして下さった元楢葉町議員の松本喜一さんによると、富岡町の南の楢葉町まで本格除染が進んでいるとのことです。

富岡町でも表土を5センチほど草木ごと削り取る除染作業が所々で行われていました。しかし削り取ったものは処理方法・処分先が決まっておらず大きなビニールの袋に入れて野積みの状態です。

処分の決まらないビニール袋の山

この先、町の人々がふるさとに帰れる日が何年、何十年後になるかわかりません。
現地に行って、改めて原発事故の恐ろしさを実感しました。
今回はバスで運んだ湘南野菜を松本元市議にお願いをして、いわき市にある楢葉町民の仮設住宅に届けてもらいました。

現地ではやはり食べものにはとても気を使っておられるとのことでしたので、これからも出来ることを少しでも続けていきたいと思います。